何人何色

人は人、自分は自分、キミは何色?

ここ、がんばりどころかな。

自己啓発系の本を読むと、大体、人は本心から願ったようになっていくと
いったような話が載っている。
納得できる部分とそうでない部分どちらもあるのだけど、そういう真理が
この世の中にあったとして、幸せになりたいと思う自分がいまいち満足
仕切れてないのはナゼ?マイナスの気持ちを押さえ込むことが上手じゃ
ないからか?

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確かに、無理して表面繕ってるけど、本心で言うとやっぱり苦手な人って
いるし、会社そのものにだって強く不信感がある。
でも、そういう思いって誰しも感じてることで、問題はそれを感じながら
どのように振舞うかってことなんだろうか。
嫌いだから接しないとか、苦手だから距離を置くとか、いわゆる逃げの
姿勢をとることが、一番ラクなのかもしれないけど、時には、状況を打破
できる可能性があるのは、辛くて傷つくけど戦うっていう選択かもしれない。
自分はどちらかというと逃げてきた。逃げて正解だった事もあれば
戦っていればあるいはということもあった。今、どちらを選ぶべきか、
そんな選択を迫られているときなのかもしれない。

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学生の頃、最初に入った、とある部活動ではどうしても気の合う仲間に
出会うことができなかった。積極的に参加して、努力はしたつもりだったけど
波長が違う人間の集団にはやっぱり溶け込めなかった。(あるいはもっと
長い時間が必要だった。)属する場所のない孤独感をいつも引きずっていた。
下宿仲間たちはいい奴ばっかだったけど、その頃は出会って間もなかった
から、まじめに相談もできなくて、結局ずっと一人で悩んでた。
ある日、やはり楽しくないミーティングを終え、下宿へ戻って手を洗い、
ひとつため息をついたとき、自然に涙があふれ出てきた。自分は人付き合いが
下手なんだと、全て自分が悪いんだと責め続けてきた限界がここで訪れた。
下宿には自分以外まだ誰も戻ってきてはいなかったが、泣いてる自分が
とてつもなくかっこ悪く感じられて、顔を洗ってるふりしてた。涙はずっと
止まらなかった。
これをきっかけに、僕は退部を決意した。引き止める声もあったようだが
聞く耳もなかった。勝手な奴だと思われたろうけど、それでよかった。
気持ちは全てから開放されてすがすがしかった。新歓ムードもすっかり
収まった5月の中ごろの話だ。

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しばらく帰宅部で下宿仲間とつるんで遊んでいたが、スポーツに打ち込み
たかった僕は、6月のはじめごろ、別の部活の門をたたいた。
この時期から新入部員として入ってくるのは珍しいことで、ずいぶんと
驚かれたが、それでも歓迎してもらえた。
途中から入ったことによって、またしても浮いた状況になりそうだったが、
良くも悪くもちょっかいかけては構ってくれる人がいて、また、まずひとり
仲良くなった同級生がいて、そこからだんだんと僕は一員として溶け込み、
自分の居場所をしっかりと確保していくことができた。
体育会系で厳しい部活だったので、練習辛さに辞めたいと思ったこともある
けど、支えあう仲間がいるだけで続ける理由としては十分だった。
大学3年の秋、みんなで勝ち取った団体戦優勝の感動は一生忘れない。

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思い出話につい夢中になってしまったけど、これ見る限りでは仕事の辛さ
よりも、人間関係の辛さのほうが堪えるってこっちゃね。今は最初の
部活にいる状態かな?だとしたら、異動願いを出してみるのもひとつの
解決策かもね。こうして過去の自分の経験をもっと紐解いてみると、意外な
道を示してくれるかもしれないよ。いろいろ経験してるんだからさ。
いつも言うけど自信もっていこう。僕は失敗から復活するタイプだしね。